彫刻コース16期生の永島信也さんの個展が東京の根津にあるGallery花影抄さんで始まります
永島さんのコメント
「今回の作品展、雪解けの世界のイメージがあります。ひんやりとしていて、でも優しい感覚です。
タイトルどおり楽園がテーマで、自分としてはとても前向きな感じです。
僕の出身地である島根県人の県民性として良く言えば我慢強い、悪く言えばネクラなところがあります。
それは山陰の名の通り山の影なので1年を通してどこかスッキリしない空模様がもたらしたものと言われています。
そんな県民性が自分のテーマとしてどこか影のあるものとなっている要因ではないかと自己分析しています。
今回の展覧会も、どこか冷たさがあるのは県民性かもしれず、ご愛嬌かと。
「狭間の世界の住人」というのが、僕の中での一貫したテーマです。
2013年の「永島信也展 2013 狭間の世界で無垢を抱く」の挨拶には、以下のように書きました。
「狭間、それはどこにでも存在している。それは誰にも気づかれず存在している。その先ある、まだ生まれたばかりの世界に、まだ何にもなれていないものたちがいる。儚く、つめたく、柔らかな存在」。
今回の展覧会にも、そんな「狭間の世界の住人たち」が登場します。
2014年に参加させて頂いた「美少女の美術史」展を経て、
自分の中の作品作りが以前よりも一段と「現代・現在」を意識したものになりました。
ゲーム制作やイラストレーターの方が知り合いに多いのでその影響もかなり受けています。
そのあたりが最近はより色濃くなってきたと自分では感じています。
根付彫刻十数点を出品の予定です。」 (ギャラリーHPより)
休廊:4/16(木)
「基本的に個展中は在廊してると思います!」とのことです