「迷いこんだ帰り道」に寄せてもらいました:藤澤
2017年9月 5日
(火)
~2017年9月10日
(日)
12:00~
19:00
(最終日 ~18:00)
- 場所:ギャラリーマロニエ4F
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〒604-8027
京都市中京区河原町通四条上る塩屋町332
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Tel:075-221-0117
Fax:075-221-5926
http://www.gallery-maronie.com/exhibitions/gallery4/4833/
9/9㈯に総合造形コース4回生の加藤明子さんの選抜個展「迷いこんだ帰り道」によせてもらいました。
芳名録の隣に経路と注意事項が書かれた案内があります。
それに従い、カーテンを開けると、薄暗い空間に巨大な魚影が現れます。
その全景を目の当たりにした瞬間、この空間が水中なのか異空間なのかという感覚に襲われ、大魚と対峙した私は、映らないはずの木地の瞳に自身が映ったのではという感覚に陥りました。まさに「迷いこんだ」が如く、見る者の自身に対して問いかけられることに少なからず恐怖さえも過ります。
頭部の鑿跡や楠の杢、そして長くうねる体躯が、この大魚が力強く泳いで来た歴史や様々な経緯を想像させ、時の流れに思いを馳せました。
吊り下げ展示の難しさや、周りの協力で完成したことに対する感謝を口にされていた加藤さん、卒業制作も木彫で取り組むと意気込んでおられました
会期は9/10㈰までです。是非、会場で体感下さい。
2017年9月10日