日隈愛香さん個展
今年、大学院を修了した日隈愛香さんの個展に行ってきました。
ちょうど、大学院の修了制作展も同時にされていて、とてもハードスケジュール。
しかも、体調も悪い中ギャラリーで真摯に対応する姿に展覧会に対する思いや緊張感がものすごく伝わってきます。
日隈さんは主に人体をモチーフに「人形と彫刻の中間のような」立体表現と油彩や水彩の平面作品を中心に発表しています。似顔絵の仕事で鍛えた画力や人体の彫塑も確かな力量です。性や出産という深いテーマを自分の感情を折り込み、とてもリアルでいて非現実的な作品が女性の心象を具現化したような空間を創り出していました。
大学院修了後は、東京に拠点を移して作家活動を続けられるそうです。今後の展開が楽しみです。
2011年3月11日