卒業生展覧会情報:最新の活動情報 - 彫刻アートリスト


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「白井千尋 展」に寄せてもらいました:藤澤

「白井千尋 展」に寄せてもらいました:藤澤

卒業生・展覧会情報

2017年10月 3日 (火) ~2017年10月15日 (日)
12:00~ 19:00 (最終日 ~17:00)

場所:ギャラリー揺
〒606-8407

京都市左京区銀閣寺前町23

Tel:075-752-0242
http://www.yuragi.biz/modules/news/article.php?storyid=161

9/11㈫に彫刻コース一期生であり、現:総合造形コース技官をされている白井千尋さんの個展によせてもらいました

草花"遊び"をテーマにされている今展は、これまでの白井さんの個展とは一味違います
植物の持つ美しさに「作為を付加すること」=草花遊び×作品化という逆説的な公式は、白井さんのコメントの「損はさせません。たぶん。」から"たぶん。"を掻き消す公式でした

また今回の個展では、これまでには無かったご苦労も多かったようで、作品完成まで搬入までのエピソードなどを教えて頂きました

自然光を活かした展示のおかげで、日没へ向かう時の流れを楽しむうちに長居させて頂きました

写真では伝え切れません
是非、会場で作品の妙に息をのんで下さい
今週末(10/15 日)までの会期です

2017年10月13日

「外の内のり」に寄せてもらいました:藤澤

「外の内のり」に寄せてもらいました:藤澤

卒業生・展覧会情報

2016年12月20日 (火) ~2016年12月25日 (日)
13:00~ 19:00 (最終日 ~17:00)

場所:a.room
〒604-8812

京都市中京区壬生相合町13-15ナカミチアトリエ303

Tel:075-468-1649(アートクリック内)
http://a-room-ii.com/%e5%a4%96%e3%81%ae%e5%86%85%e3%81%ae%e3%82%8a/

12/24(土)に立体造形コース2期生の勝 裕加さんと櫛田 文さんの二人展「外の内のり」によせてもらいました

今回初めてよせてもらいましたa.roomさんは、松原通りと壬生川通りが交差する角にある一見アトリエの様なスタジオのような建物です
同期のお二人は学生時代から二人で展示が出来ればと話していたそうです。

勝さんは京都芸大大学院を修了後、U.S.E.の選抜でマロニエ個展もして頂き、インスタレーションでの表現と向き合っておられます。一方、櫛田さんは立体造形コース卒業後、ドイツ滞在を経て出身地である静岡で作品発表をされていましたが、近年京都でインスタレーション作品の発表をされています。

二人の展覧会なのですが、会場の雰囲気からは「個展」の様な空間の調和が感じられます。お二人も「似ている部分が多く、わずかに異なる部分について沢山話し合った」と。お互いが自身と向き合い、対話した作品が一つの空間で共存していることは偶然でもあり、作家同士の表現への思いが生み出した必然なのだろうと感じます。

是非今後も個々の活動と並行して、二人での展覧会を開催いていってもらえたらと思います

 
会期は本日12/25(日)~17:00です
是非、会場でその空間の「外の内のり」を感じて下さい

画像1枚目:櫛田さんの作品(部分アップ)
画像2枚目:勝さんの作品(一部)
画像3枚目:DMをPRする勝さんと櫛田さん

2016年12月25日

「金澤 一水 展 ―惑星交響曲―」によせてもらました:藤澤

「金澤 一水 展 ―惑星交響曲―」によせてもらました:藤澤

卒業生・展覧会情報

2016年11月22日 (火) ~2016年11月27日 (日)
12:00~ 19:00 (最終日 ~18:00)

場所:ギャラリー恵風 1F/2F
〒606-8392

京都市左京区丸太町通東大路東入ル南側

Tel:075-771-1011
Fax:075-771-0358
http://keifu.blog86.fc2.com/

11/22(火)に金澤一水先生の個展によせてもらいました

今展では太陽系をモチーフとされており、その星々を仏教の教え・ギリシャ神話・天文学など様々な角度から捉えて、人型(首像)として制作されています。
その姿は、神であり、異形の存在であり、私たちが持っている記憶の奥で知覚出来る何かと繋がっています。作品それぞれの個性は、星々の歴史であり、言い伝えであり、学術的な事実で、その豊かさから安堵と静寂の波が穏やかに心に打ち寄せます。

「人と人の繋がりが希薄なこのご時世、遥かな星々を想像(創造)することで、繋がることが出来るのではないか」という先生の言葉の後に会場を見渡すと、それぞれの作品への思いが強くなり、作品を見つめる視線は宇宙へと望み、その空間の中にいる自己と向き合っている様な、見守ってもらっている様な感覚を受けます。

個展初日ということもあり、幸いにも金澤先生が在廊されていたので、いろいろなお話しを聞かせて頂きました。作品について語られる先生は、私の在学当時と変わらずお元気そうで何よりです。

作品点数も多く、2フロアに及ぶ展示は圧巻です。
また、作品が生み出す影や、色彩・作品の背面などにも、金澤先生の「宇宙」が込められ、そして広がっています。
是非会場で、それぞれの「宇宙」を感じ、宇宙旅行へと旅立って下さい!

2016年11月24日

「美飾會」によせてもらいました:藤澤

「美飾會」によせてもらいました:藤澤

卒業生・展覧会情報

2016年3月29日 (火) ~2016年4月24日 (日)
11:00~ 19:00

昨年までシリーズで開催されていた『美・京都 なかむら』展の、新たな形での企画展

場所:ギャラリーなかむら
〒604-8005

京都市中京区姉小路通河原町東入恵比寿町424 2F

Tel:075-231-6632
Fax:075-231-6655

4/16(土)にギャラリーなかむらさんで開催中の「美飾會」によせてもらいました

出品されている皆さんの作品がそれぞれに程よい距離感で混じり合い、個と全を楽しめます
画像1:神内先生・彫刻コース13期生の日花さん・現技官の伊賀上さん
画像2:長谷川先生・彫刻コース13期生の日花さん
画像3:柴田先生・長谷川先生・彫刻コース13期生の川上さん・彫刻コース13期生の日花さん
画像には写っていない作品もあります

残念ながら先生方は在廊されていませんでしたが、濃い空間を満喫して長居させて頂きました
京都の旬のアートを体感できる空間です
是非、お立ち寄りください

2016年4月19日

「竹内玄太郎 ―うつわ―」によせてもらいました:藤澤

「竹内玄太郎 ―うつわ―」によせてもらいました:藤澤

卒業生・展覧会情報

2016年4月 8日 (金) ~2016年4月27日 (水)
11:00~ 19:00 (最終日 ~17:00)

白磁や灰釉の下から現われる模様の器たち、 この器に何を盛ろうかと想像をふくらませて頂ければと思います。

場所:カフェ・ギャラリー フク和ウチ
〒605-0088

京都市東山区新門前通り大和大路東入切通し上ル西之町211番地2

Tel:075-757-7828
http://www.fukuwauchi-gion.com/cat_gallery/%e7%ab%b9%e5%86%85%e7%8e%84%e5%a4%aa%e9%83%8e%e5%b1%95-3

4/16(土)に彫刻コース4期生の竹内 玄太郎さんの個展によせてもらいました

引き戸を開けると玄関の様な入り口があり、正面に作品が迎えてくれます
一見すると靴を脱ぎたくなるような安らぐ空間ですが、展示・カフェの全フロアが土足可です

入口右手に展示空間が広がっており、生活に溶け込む様々な作品が展示されています
また、左手のカフェスペースにも棚などを利用した展示エリアがあり、数多くの作品が行儀良く並んでいます
その優しい色と形に時間が自然と緩やかになります

竹内さんも在廊されており、いろいろなお話を聞かせて頂きました
一枚目の画像は、今展での竹内さん一押しの作品「豆皿」です

三枚目の画像の作品棚も竹内さんの自作だそうです

竹内さんは、毎土曜日・日曜日の昼過ぎから在廊されるそうです
他の予定もあり、カフェメニューには手が出せませんでしたが、お茶と作品を一度に楽しめるのは、ここならではの贅沢でしょう
是非お立ち寄りください

2016年4月17日

松尾栄太郎 個展 【狭間 2013-2015】に伺いました : 星盛

松尾栄太郎 個展 【狭間 2013-2015】に伺いました : 星盛

卒業生・展覧会情報

2015年12月 1日 (火) ~2015年12月 6日 (日)
12:00~ 19:00 (最終日 ~18:00)

場所:同時代ギャラリー
〒604-8082

京都府京都市中京区三条通御幸町東入弁慶石町56 1928ビル 1F

Tel:075-256-6155
Fax:075-256-6155
http://www.dohjidai.com/gallery/schedule-detail/?ev_cd=e000000148

12月2日(水)松尾栄太郎さんの個展に伺いました。

ー矛盾の中の狭間ーというテーマで制作されている和紙のコラージュ作品が多数展示。
平面なのに立体の様。
規則的な様で規則的ではない。
じっと見ると、吸い込まれそうになる奥行きと立体感に自分がその和紙の帯のどこかに立っているかの様な足元がふわふわする不思議な感覚になりました。
ギャラリー奥の一角にあるシリーズもまるで脳の中を覗いているかの様。
何周も見てなお、ハッとさせられる発見もありました。

栄太郎さんの作品には静かなる中に想像と問いを投げかけてくる大きなうねりを感じます。

作家在廊日は5日・6日とのことでしたが、今日はたまたま在廊された少しの時間にお会いすることができました!
会期は6日(日)まで。
5日(土)夕方よりパーティと舞踏のパフォーマンスもあるそうです。

2015年12月 2日

堀健展 「There is always light behind the clouds.」によせてもらいました:藤澤

堀健展 「There is always light behind the clouds.」によせてもらいました:藤澤

卒業生・展覧会情報

2015年11月10日 (火) ~2015年11月22日 (日)
12:00~ 19:00 (最終日 ~17:00)

場所:ギャラリーすずき
〒605-0046

京都府京都市東山区三条通りけあげ(都ホテル前)

Tel:075-751-0226
Fax:075-751-0226
http://keage-g-suzuki.com/

11/17(日)に彫刻コース16期生の堀健さんの個展によせてもらいました

画廊の中央にある作品に近付くと、その両端が、まるで双発の飛行機のプロペラのように回転を始めました。トラス構造とも見える繊細な線の翼と軟らかそうなボディは、今にも飛び立とうとせんばかりです。
作品を眺めつつ、画廊内を見て周っていると、作品のプロペラの回転が止まりました。また、別の角度から作品に近付くと再びプロペラが回り始めます。オーナーさんによると「ある一定の角度にセンサーが働き、プロペラの回転を制御している」とのこと。

壁面には空と海を思わせる平面の連作があり、見る者の想像の行き先をより強くイメージさせてくれます。再びプロペラを回転させたこの作品のボディを注視すると、ビジュアルからのイメージに反する重みが伝わってきました。
軽やかな見た目に反し、そのボディはコンクリート製で、窓際にある同質の小作品を手にとらせて頂くと、サイズ感からの想像を超える質量に驚かされます。
飛び立ちそうな作品の想像を超える質量と、飛び立った先をイメージさせながらもその場に留まる作品の姿から、現実と空想、自己と他の矛盾や葛藤さえも重ねてしまいます。そこには、会場であるギャラリーすずきさんが今年の12/6(日)をもって閉廊されるということも起因しているようでした

堀さんよりコメントを頂いています⇓
「2008年に初個展をギャラリーすずきにて開催。
それから毎年お世話になり、今年で8年目の8回目となりました。
そして「ギャラリーすずき」での最後の個展となります。
自分を育て導いてくれた画廊との別れは残念ではありますが。
さらなる成長の為の一つの通過点として最高の展示にしようと思います。」

堀さんは仕事の関係で在廊されていませんでしたが、作品と空間に浸り、オーナーさんからもいろいろなお話を聞かせて頂いて、長居させていただきました。
会期は11/22(日)までです。
是非会場で幻想と現実の間と、想像と現実のギャップを体感して下さい。

2015年11月17日

南 新也 個展 「For」 に寄せてもらいました:藤澤

南 新也 個展 「For」 に寄せてもらいました:藤澤

卒業生・展覧会情報

2015年7月 7日 (火) ~2015年7月12日 (日)
11:00~ 19:00 (最終日 ~18:00)

場所:アートスペース虹
〒605-0041

京都市東山区三条通神宮道東入る3丁目東町247

Tel:075-761-9238
Fax:075-761-9238
http://www.art-space-niji.com/index.html

7/11(土)に、彫刻コース1期生の南 新也 さんの個展「For」に寄せてもらいました

OB展「U.S.E」の初期に出品して下さっていた時の印象のまま、ギャラリーに寄せて頂きましたので、木彫作品が展示してあると考えていましたが、今回は写真などを組み合わせた空間が作品として広がっていました

音楽を聞きながら制作するとおっしゃる南さんは「歌詞を音として捉えると、様々な文字や意味を想像出来る」と
「4」は「ヨン」であり「シ」であり「フォー」でもあって、「フォー」になれば「For」にもなり、「For」の意味を想像することも出来る

展示空間には、複数の写真を無作為に一枚にまとめた作品が壁面で対峙し、その間にボックスに入れられた牛骨があります
写真作品のモチーフは植物で、そのモチーフからの連想によって、一枚を構成する写真の枚数等が変わっています。
牛骨の収められたボックスは背面2面と底面が鏡になっており、一つの牛骨が、虚の空間を含むと八つになり、様々な表情を見せてくれます

この空間にある写真作品と牛骨には、個々の放つイメージとそれぞれが絡み合って成り立っています
それは写真のモチーフであり、枚数であり、花言葉であり、色であり、相互関係にまで発展していきます
牛骨も、その角度、映り込み、鏡の意義、ボックスの一辺の長さ・・・と複雑な親和性を持ち、見る者の想像と幻想と妄想を掻き立てます

日本人は、古くから洒落やゲン担ぎに韻や語呂などの言葉遊びを用いてきました
そして現代、その感性は外国語さえも取り込んで、日本人の根底にある独特の遊び心を揺さぶり、思考の土台を広げていきます

創作における、歴史・文化・風土の関連性と、客観性や未知の可能性について改めて考える良い機会を頂きました


2015年7月12日

日花 治子さんの個展を見に行ってきました:山崎

日花 治子さんの個展を見に行ってきました:山崎

卒業生・展覧会情報

2015年6月 9日 (火) ~2015年6月21日 (日)
12:00~ 19:00 (最終日 ~17:00)

場所:ギャラリーSUZUKI
〒605-0046

京都市東山区三条通けあげ(ウェスティン都ホテル向い)

Tel:075-751-0226
Fax:075-751-0226
http://keage-g-suzuki.com/

 6/14(日)に彫刻13期生の日花さんの個展を見に行ってきました。会場は京都・蹴上の坂を上たところにあるgallery SUZUKIで開催されていました。
 画廊に入るとまず目に飛び込んできたのは白い山脈のような作品群。聞けば日花さんのお住まいの近くには山々があり、そういった風景やそこで暮らしてきた記憶が作品制作に活かされているとのことでした。
 自身の心の中にある故郷の心象風景と共鳴し、どこか懐かしく、そして温もりを感じさせてくれる展覧会でした。

今回の日花さんの個展は6/21(日)までですので、是非お早めにお越しいただき、その世界に癒されてください。

2015年6月17日

細見美術館での展示に寄せていただきました:勝

細見美術館での展示に寄せていただきました:勝

卒業生・展覧会情報

2015年6月12日 (金) ~2015年6月14日 (日)
11:00~ 17:00

茶道で用いられる紙釜敷を自由な発想でアレンジし、オブジェとの取り合わせをアーティストが演出します。 合わせて、香川県の伝統工芸 丸亀うちわの工房に依頼した富士山型うちわと、掛け花用捶撥の絵付け作品掛け花器なども展示します。

場所:細見美術館 3階 茶室「古香庵」
〒606-8342

京都市左京区岡崎最勝寺町6-3

Tel:06-6943-5892
http://www.artcube-kyoto.co.jp/koko-an/index.html

 彫刻コース4期生の竹内玄太郎さん、16期生の森里祐也さんが参加されている、細見美術館での「アーティストによるオリジナル釜敷&香合と富士山型うちわと捶撥(すいはつ)展」に寄せていただきました。
 陶器から紙細工まで手のひらサイズで様々な素材と表現方法のものが展示されています。作家さんの年代層も様々なように思います。外のスペースではお茶会が開かれており、作品展と共にたくさんの人で賑わっていました。
 竹内さんの香炉は、(磁器?)キラッと綺麗な青色の上に獅子がちょこんと座っていて、可愛らしい作品でした。森里さんの香炉は細い花柄のスタンプのようなものが押してあり、少し女性らしく美しいものでした。みなさん紙釜敷にもこだわっていらっしゃって、作品のイメージをより一層引き立てていました。
 そこらのショップでは買えない、作家さんの感性が光る唯一無二の作品に心奪われました。香炉ほしいな~使うかな~?でもなんかいいよね~工芸ってやっぱりかっこいいな〜楽しいな〜って気持ちにさせられました。

画像1:竹内さんの作品
画像2:森里さんの作品

2015年6月15日

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