渡邊泰成さんのスペイン留学レポート ③:最新の活動情報 - 彫刻アートリスト


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渡邊泰成さんのスペイン留学レポート ③

渡邊泰成さんのスペイン留学レポート ③

卒業生・展覧会情報


2005年卒業生の渡邊泰成さんのスペイン留学レポート3

通っている美術学校について

これに関してはあまり話せる事がありません、僕はスペインでは特に大学や学校に行くつもりはなく(もう日本で勉強したので)最初から自分で作品をつくり、ギャラリーに持ち込み展覧会をしていこうと思っていました。
一応美術の学校に登録して行ってたのですが,それはビザの為に行っていました。だから数回しか行っていません。
ではどうやって、制作しているかというと、ここバルセロナにあるレジデンスプログラムに参加して毎日制作しています。僕がいるレジデンスには今、絵画、ジュエリー、イラスト、ガラス、テキスタイルの作家が活動しています。国籍もバラバラでスペイン、イタリア、ポルトガル、ポーランド、フランス、アルゼンチン、等等。
僕は今立体の工房を使っているのですが、一緒に作業しているポーランド人の女の子が国に帰っているので、1人で使いたい放題使っています。2階には絵画のスペースがありそこではイタリア人の子が絵を描いています。
基本的に最長2年間ここを使うことができ、使用費はタダです。又レジデンス主催のパーティーやら展覧会やらがあったりします。
又どうやってここに入ったかと言うと、こっちに来た時にバルセロナで活動している日本人のアーティストの所へ作品集を持って訪ねて行き、「何かあったら連絡ください」とお願いしていたら、このレジデンスを紹介されてレジデンスの代表と面接し入る事ができました。今思えば凄く運が良かったなあと思います。
http://www.poble-espanyol.com/pemsa/es.html
レジデンスはこの公園の中にあります。

スペインのアートシーンについて

僕が見た限りではそんなに凄くはないと思います。学生は日本の学生の方が凄いと思います。(でも作品の大きさは凄いです)
今ヨーロッパでは一番はドイツなんじゃないかと。
特にベルリン。僕のまわりのアーティストはこぞってベルリンに行きたいっています。現に世界中から今アーティストが集まってきているようです。
ドイツ、イギリス、オランダ、フランスがあってその下にスペインがあるような気がします。artの盛り上がりは。なぜスペインが今イチなのかと言うと、単純にそこまで裕福な国ではないからでしょう。だから作品を買ったりする文化がないのです。逆に北の国では子供でも作品を買ったりするみたいです。文化の違いです。
またすでに、サッカー、音楽が2大柱であるので、そこに入って行くのは難しいんだと思います。
まあでもマドリッドにはプラド美術館があったり、ゲルニカがあったり,バルセロナにはミロ、ピカソ、タピエスの美術館もあるので見る分にはおもしろいのはたくさんです。良いとこもあり悪いとこもあるといった感じです。

渡邊泰成さんのスペイン留学レポート ③

渡邊泰成さんのスペイン留学レポート ③

2009年2月 6日

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