京都造形芸術大学 彫刻コースOB会 彫刻アートリスト

作者のコメントを頂きました。

「立体制作における、時間・プロセス・結果をキーワードにし、それらを作品化し同一空間に展示、配置することによって新たな彫刻の展開を試みる。」

とのこと、是非ご高覧下さい。

今、立体研究室で技官をされている安慶田さんの個展に行って来ました。

ギャラリーは京都駅八条口のすぐ近く。とても広くて美術館のような会場です。
安慶田さんというと石彫のイメージがあったのですが、今回は石彫以外にも、金属の巨大な作品。樹脂の小作品、ドローイングなど幅広い作品に出会えます。また、作品のみを展示するではなく、制作の道具（鑿やグラインダーなど）や作品からでた廃材なども展示し、彫刻制作というものに馴染みのない人でも、彫刻の世界が理解しやすく工夫されている内容でした。常々、彫刻を世にもっと知って欲しいと思っている者にとって斬新なアイデアでした。

会期は４月２日まで！

今年、大学院を修了した日隈愛香さんの個展に行ってきました。
ちょうど、大学院の修了制作展も同時にされていて、とてもハードスケジュール。
しかも、体調も悪い中ギャラリーで真摯に対応する姿に展覧会に対する思いや緊張感がものすごく伝わってきます。
日隈さんは主に人体をモチーフに「人形と彫刻の中間のような」立体表現と油彩や水彩の平面作品を中心に発表しています。似顔絵の仕事で鍛えた画力や人体の彫塑も確かな力量です。性や出産という深いテーマを自分の感情を折り込み、とてもリアルでいて非現実的な作品が女性の心象を具現化したような空間を創り出していました。
大学院修了後は、東京に拠点を移して作家活動を続けられるそうです。今後の展開が楽しみです。

今は無き南棟前。屋上にも作品が！

福　紀心「タイムマシン」（写真上）
弓岡　千恵「オオカミ」（写真左）
細川　華子「藍の光」（写真右）

福さんの作品の前にいるのは・・・

実習棟 教室

竹岡　瑠美「これが無くても歩けるけれども」（写真上）
横山　圭　「LAUGH」（写真左）
高田　麻由「美男」（写真右）

とにかくみなさんすごい仕事量です。圧巻！

石彫場と実習棟 教室。僕らの頃はこんな教室はなかったです。南棟が懐かしい・・・

上田　美也子　「いも、いも、いも」（写真上）
中川　和美　　「Color of foot mark」（写真左）
坂田　和陽　　「机上の世界」　　　（写真右）

すごい数です。気合いと根性の賜物。

彫刻実習室。鉄彫室はあまり昔と変わってませんね(^_^)
石彫場もなかなかの展示空間です。

井上　翔太郎　「ツァーリ・ボンバ」（写真上）
田中　健太郎　「アナログ」（写真左）
中田　有美　　「Crimson elephant」（写真右）

OBの佐山さんとともに卒展いってきました！
今年は初の学内展示ということで市美とは全く異なる展示空間をどのように使うのか非常に楽しみです。
まずは、野外展示作品から紹介します。
梅原　峻　「叫び」（写真左）
森沢　良　「溶解」（写真右）　　

二点とも大理石。すごく頑張って彫っています。寒い中、石は大変だったと思います。